森藤食品工業（株） 二本松店

一般情報

Ryozen BoulderLand Project とは？

【事業目的】
伊達市に「新たな観光資源」を創造し、霊山のもつ魅力や価値を向上させる。
東京電力第一原子力発電所の事故により、福島県伊達市の重要な観光資源であった「霊山」は多大な被害を受けました。それからすでに２年以上経過しましたが、登山客・観光客の数は激減したままです。そこで、霊山にある「ボルダリング」に適した場所を伊達市の新たな観光資源として公開し、「クライマー（クライミング競技者）」と呼ばれる人たちの活動を支援する事によって、同所の魅力を発信し、ファン主体の「広まる広報」を展開します。

【ボルダリングとは】
「ボルダリング」は、自然の中で行うスポーツです。
「ボルダリング」はフリークライミングの一種で、自然にある岩を自らの力だけで登ることを楽しむスポーツです。最も盛んなヨーロッパにおける競技人口は、フランスで100万人、ドイツで75万人といわれており、近年、日本国内でも爆発的に増えています。全国大会、国際大会も開催されている注目のスポーツです。

【新たな観光資源】
霊山には「ボルダリング」に適した岩がたくさんあります。
一般的には殆ど知られていませんでしたが、震災の前から、地元福島と宮城の「クライマー」によって開拓されてきました。震災後も、それぞれが独自に放射線の測定活動を行い、放射線によるリスクを受け入れられる範囲で「ボルダリング」を継続しています。そして、多くの「クライマー」は自由に登れる「公認の岩場」を求めています。

【 活動内容と期待される効果】
「個人のクライマー」に代わって、山林の所有権をもつ森林組合様から「ボルダリング」に適したエリア部分の土地を借用し、全国でも非常に貴重な「地元公認の岩場」を提供するのが『Ryozen BouldarLand Project』です。
多くの「クライマー」の人たちが霊山を知り、霊山の魅力に触れ「霊山を愛するファン」になってさらに情報を発信し魅力を広めていただきたいと考えています。 そのために、お互いの友好関係をサポートしていきます。岩場周辺の環境を保全したり、岩の情報やエリアのルール、放射線の数値を合わせて公表し、そこで登るリスクを「クライマー」自身で判断してもらえるよう情報発信したりしていきます。 また、２次的な観光資源の情報（周辺の史跡、飲食店、宿泊施設、名産特産など）を提供し、伊達市のPRも図っていきます。

【注意】
このプロジェクトは、『Ryozen BouldarLand』を提供した伊達市商工会青年部が、エリア内の安全保全等に関して、「クライマー」や「支援者」に対して責任を負うという趣旨のものではありません。
ボルダリングは危険を伴うスポーツです。たとえ「ルール」を守っていても、時として最悪の結果を招く事さえあります。行動の結果が予測できない人や、予測できても自分には受け入れられないと考える人は、ボルダリングを行うべきではありません。また放射線に対する影響に対しても同様に、商工会青年部は「クライマー」や「支援者」に対して一切責任を負いません。全て自己の責任で判断して行動してください。