中華菓子萬順 めがね橋店

一般情報

萬順菓舗としては長崎市新地にて明治十七年（1884年）創業、菓子屋としての創業以前は萬順號（まんじゅんごう）という貿易商であったとされています。
萬順製菓の三代目の初頭頃までは船もあり、その当時までは砂糖を取り扱っていたようで、そのため菓子業を始めました。
1913年に孫文が長崎を訪問した際に館内の福建会館会議堂（天后堂の横にあったが現在は公園になっています）には、華僑代表と李家県知事、北川市長ら総勢７０余名が参集し集合写真が撮られており、その中に当時の萬順の当主も供に写っています。
しかし、船が沈んでしまい莫大な損失が生まれ、規模を縮小せざるを得なくなってしまい、その頃に現在の諏訪町に移動した。
昭和45年に有限会社萬順製菓を同所に設立し現在に至る。
今では菓子業に専念し昔ながらの味と手法を大切にし、老舗の名に恥じない商品作りをしている。